NFB Blog

【西宮市肢体不自由児者父母の会】 兵庫県西宮市内に住む肢体不自由児者の親(父母)の会です。発足は、昭和30年後半ごろから個別の活動で、正式な形で会がスタートしたのは1964年(昭和39年)4月1日です。Webサイト https://nishinomiyafubonokai.wixsite.com/2014

第1回NFB 収穫祭 & workshop

車椅子でもできる農業「バケツ稲」〜播磨日本酒プロジェクト in 西宮〜

 

「なぜやりたかったのか? 何をやりたかったのか?」

 

その「根っこ」というか「原点」を思い返すと.....

 

きっかけは、2005年にCOCO FARM & WINERY(栃木県足利市)に行って

 

とても感動して「いつか自分たちで、自分たちの地域でこんなことをしたいなぁ」

 

と(単純に)思ったのである。

 

Q. その時は何に感動したのか?

 

・こんな山を園長さんが買い取ってワイナリーという作業場を作ったこと

知的障害者が生産をしているということ

・生産だけにとどまらず、製品を作っているということ

・その製品がとても良いものであるということ

・その収穫の祭りがとても良かったということ

 

Q. 収穫祭の何が良かったか

・盛況だった ・おしゃれだった

・外国の方々もいっぱいで、カオスだった

・食べ物がとても美味しかった

・園生が収穫祭の時に着ぐるみを着たりして本当に楽しそうで、

主役で、お客様に「ありがとう」「美味しかった」と言われていたこと

・園生の方々も美味しそうにワインを飲んでいて悦に浸っておられて、嬉しそうだった

・園生も保護者さんもいつもは施される側の立場だけどその日は逆転、いろんな方にお礼や感謝を伝えられていたのは本当に嬉しいことだったろう

 

Q. なぜバケツ稲?

・車いすユーザーの我々に農作業はかなり困難。

・そう思っていたところのコロナ禍。

・夢前町酒米農家(もちろん他の農作物も作っておられる)ファームハウス /飯塚さんは、それまで6月に地域で田植えイベントを開催されていたが、コロナ禍において田植えイベントは中止。その代わりに「ご自宅たんぼ」ということでバケツ稲を考えられた。

・それなら車いすユーザーの我々も可能ではないか? 

・唐突な話にも快く引受けて頂いた。ただただ感謝なのです。

・夢前町と西宮を繋いで、そこからのリモート米作り~酒作り開始となったのです。

 

日本酒はファームハウス /飯塚さんのつながりで1800年代から続く夢前町

壺坂酒造さんが、ライセンスも許可して下さり、「清酒 父母の会」として製品化

することができた。2020年は全国で50本を販売(昨年度作付けの酒米にて)

Q. 私が考える地域共生の意味

 

そもそも、私たちの地域ってどこ?

 

養護学校に通学していた息子と、年齢の近いお子さんや地域との関係がそれほど、強くないというか、特に愛着があるわけでもなかった。(個人的見解です...)病院などに関しても、みんな大きな病院に行っていて地域カラーは低い... そういう現実に向かい合いながらも「共生」「つながり」をどこの誰と感じるのか? もちろん、地域に根ざしているところにもあり、今後は更にリモートな繋がりも含め「関係人口」を意識しているところ.....

 
 
 

Q. バケツ稲を通して感じた「自然」

 

稲を育てることは自然そのものなのだけど、「命」というものをすごく感じたのではないでしょうか?

 

我々のこども達は「命、そのもの」。あらゆる困難を乗り越えて今、生きている。

 

まあ、自然にあらがって生きているのかもしれないけど....(自然に任せていたら、みんな死んでる)

 

一方、コロナやウイルスというものも自然界に存在するものだそうで奴らも必死で生きようとしている。

 
 
 

Q. しめ縄

 

米は酒に。藁はクリスマスリースからしめ縄に。 SDGSだ!

備忘録的に記載しておりますが.....プロセス位は伝わりましたでしょうか?

夢であった「収穫祭」開催にあたり.....

遠く、夢前町から今回のバケツ稲を納品くださったファームハウス /飯塚さん。

雪彦山ふもとでご夫婦で山小屋を建てられて、そこでフラワーデザイナーをされている

T-Woodさんもお越しくださり、たくさんのリースの材料をご持参くださった。

どうやら撮影し忘れたが、紫陽花などのドライフラワー、枝、実などもたくさんお持ちくださり、

それだけで女子達は「わあっ♪わあっ♪」となっていた。

皆、乙女です。

最後は、ご参加頂いた皆様と記念撮影 by ドローン

 

完成したばかりの新校舎 / 西宮支援学校(旧:西宮養護学校)で.....

youtu.be

思えば、この新校舎に建替工事前は 会議に参加させて頂いて意見なども申し上げたりして......

 

何かと感慨深い1日となりました。

 

ありがとうございました !!!